チョコレートデザイン株式会社は、食品廃棄物の発生抑制、再生利用及び啓発等、他の模範となる取組を行い、顕著な功績を挙げている事業者又は事業者団体を表彰する、横浜市資源循環局主催「横浜市食の3Rきら星活動賞」を受賞いたしました。
表彰対象者
(1)自らの事業活動によって生ずる食品廃棄物を独自の方法などで発生抑制を行っているもの。
(2)自らの事業活動によって生じた食品廃棄物を飼料や堆肥として再生利用する取組を行っているもの。または、食品廃棄物の再生利用に顕著な功績を挙げ、他の模範となるもの。
(3)食品ロスの削減に向けた普及活動を行っているもの。
(4)上記(1)~(3)に準ずる先進的で他の模範となる取組を行っているもの。
「令和7年度・横浜市食の3Rきら星活動賞」についての詳細はこちら
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/shigen/2025/1001r7kiraboshi.html
チョコレートデザイン株式会社は、「食品廃棄物の発生抑制」「再生利用」の事業について「先進的で他の模範となるもの」として、チョコレートの製造工程から出るカカオ原料副産物(カカオハスク、ココアパウダー)のアップサイクル活動が評価されました。
〈副産物カカオハスクをクラフトビールの原料に〉

カカオ豆をチョコレートにする加工工程から年間約12トンのカカオ豆の外皮「カカオハスク」が発生。 その「カカオハスク」をクラフトビール醸造用に規格化し、ブルワリーに原料として提供。カカオの香りがするクラフトビールへアップサイクルしている。この取組はアサヒユウアス株式会社が主催するクラフトビールによって未利用資源の活用を目指すプロジェクト「CACAOMOIプロジェクト」として実施。
〈タンブラーの素材としての活用〉

「カカオハスク」を素材として活用したタンブラーを企画、開発し、商品化。全体の 30%の割合で「カカオハスク」を使用。このタンブラーの開発がきっかけで「カカオハスク」の理解が深まり、素材としてのアイデアや可能性が広がり、クラフトビールの取組につながった。
〈副産物ココアパウダーを活用した食べられるスプーン〉


カカオ豆をチョコレートにする加工工程から発生する副産物ココアパウダーを活用した食べられるスプーン。店舗でのソフトクリームに、地球環境に配慮した捨てないスプーンとして提供している。野菜で作る食用スプーン「PACOON」の技術を持つ株式会社勤労食と共同開発。
〈新しいアップサイクル方法を模索し続ける〉

その他にも、カカオハスクを活用したお香の商品化や合皮レザーを開発して店舗ソファーへの導入などにも取り組む。常に新しいアップサイクル方法を模索し続けている。
受賞を受けて
この度は『横浜市食の3Rきら星活動賞』に選出いただき、誠にありがとうございます 。
当社の製造工程で出るカカオの副産物を活用するアップサイクル活動が、横浜市の模範となる取組として評価されたことを大変光栄に思います 。
今後も、カカオハスクやココアパウダーの新たな活用方法を追求し、環境に配慮した取り組みを続けてまいります 。
このような名誉ある賞を励みに、より一層、資源循環の推進に貢献できるよう努めてまいります 。
代表取締役・大槻昌弘
